PostScriptイベント後記

ホームカミングデー

公開日:2024/08/27

ホームカミングデー2024の成功を支えた運営スタッフ57名|デジタルハリウッド卒業生・在校生の「母校への思い」とは?

2024年度のテーマは“Reunion and Beginning”(再会し、そして始まる)としました

開催エリア:東京

イベント概要

イベント名 ホームカミングデー2024
日程 2024/06/22
会場 デジタルハリウッド駿河台キャンパス
対象 デジタルハリウッドが展開する各教育機関の卒業生・修了生、在校生
デジタルハリウッド教員・講師・TA
デジタルハリウッド スタッフ
上記のご家族・ご友人

2024年6月22日(土)、デジタルハリウッド校友会は「第2回ホームカミングデー2024」を、デジタルハリウッドの駿河台キャンパスにて開催しました。

デジタルハリウッド創立30年の節目でもある今回は309名の方々にお集まりいただき、来場者数は昨年の150%に拡大96%の方が「大変満足」「満足」と回答いただき、想像以上の反響をいただけたことを嬉しく感じております。

この成功の裏には、57名の運営スタッフの存在がありました。メンバーの大半がデジタルハリウッド卒業生と在校生です。それぞれの得意分野を活かして場づくりを支えていただいた皆さんに、スタッフとして参加された感想をお聞きしました!

▼目次
1. 運営:校友会理事として企画の実装を担う稲益彩香さん
2. 撮影:写真・動画を撮影した棚田瑛葵さん、大野陽平さん
3. 機材:トラブルに対応しながら進行を支えたDHU現役生の皆さん
4. 受付:来場者を暖かくお迎えしたDHU現役生の皆さん
5. デザイン:メインビジュアルを手掛けたTakio Koizumiさん
6. その他:多方面でスキルを活かしてくださった卒業生の皆さん
7. おわりに:母校で再会できる日を楽しみにしています!

1. 運営:校友会理事として企画の実装を担う稲益彩香さん

▲稲益彩香さん/INAMASS株式会社 代表、デジタルハリウッド大学卒業生


デジタルハリウッド校友会の理事に、デジタルハリウッド大学の卒業生として初めて参画された稲益彩香さん。「学部出身の卒業生として校友会に貢献できることはないか?」と常に考えながら、数々の企画を実現へと率いてくださった方です。

デジタルハリウッド大学1期生の『卒業10周年イベント』、月1で母校に集まり自由に作業をする『もくもく会』など、卒業生のための場をこれまで作っていただきました。

そして昨年、年に一度の大きなイベントとして『ホームカミングデー2023』を初開催。来場者数に手応えを感じ『ホームカミングデー2024』の連続開催へとつなげました。

稲益さんをはじめとする卒業生理事等で構成される理事会にて、昨年の反省点を改善しながら30周年ならではの企画を考案いただいたおかげで、想像以上の成果を達成できたと感じています。

▲稲益さんが制作をディレクションされた「足あとボード」。来場された方がご自身の名刺やメッセージを入学年度に合わせて貼ることで、交流を促進させる仕掛けです。

稲益さんは、今回の感想について、次のようにお話しいただきました。

「今年の場づくりでこだわったことは『母校での開催』です。駿河台キャンパスは皆さんにとってのホームである一方、10年以上前に卒業された方は意外と馴染みがありません。そこで在校生のキャンパスツアーや、LabProtoワークショップ、カフェテリアでのブース展示などキャンパスの魅力を1日で体感できるようにしました!

卒業生も在校生も、のびのびと楽しんでいましたね。『ここが母校だ』というアットホームな気持ちになっていただけたことが、本当に嬉しかったです!」

▲稲益さんがデザインされた「SEE YOU!タペストリー」。来年のホームカミングデーの日程や、イベントサイトのQRコードを掲載して、次につなげる仕掛けの一つとしています。

来場者とのお別れの場面で活用する「また来年お会いしましょう!」というメッセージのタペストリー/カードをデザインされたのも稲益さんでした。常に未来を見ながら楽しく場づくりを進めていただき、ありがとうございました!

2. 撮影:写真・動画を撮影した棚田瑛葵さん、大野陽平さん

▲棚田瑛葵さん/フリーランス、デジタルハリウッド大学卒業生


昨年から2年連続で写真撮影を担当されたのは、デジタルハリウッド大学の卒業生でフリーランスの棚田瑛葵さんです。公開中の記事「【開催レポート】309名が母校で再会したホームカミングデー2024|海外で活躍する卒業生クリエイターも来場!」で使用されている写真はすべて棚田さんによって撮影されています。

「今年は会場がデジタルハリウッド大学の駿河台キャンパスでした。慣れ親しんだ場所での撮影はトラブルなくスムーズに行えましたし、デジタルハリウッド全体の一体感も感じられて良かったです。

こうした卒業生や在校生が集まる場は好きですね。何より皆さんが喜んでくれて、自分の得意なことを生かしながらコミュニティに入れることが嬉しいなと思います。それから、ここだけの話ですが、私たちの写真をたくさん撮ってくださった杉山学長を今度は私が撮影し、良い写真を残していきたいという気持ちもあります」

このように感想をお話しいただきました。同じクリエイターの仲間として、作品の魅力や来場者の表情を鮮やかに切り取る棚田さんのお写真からは母校への愛情が感じられます。ぜひこれからも素敵なお写真を残していただけたら嬉しいです。

▲大野陽平さん/フリーランスビデオグラファー、デジタルハリウッド大学卒業生


アフタームービーを撮影・編集いただいたのは、同じくデジタルハリウッド大学卒業生でフリーランスビデオグラファーの大野陽平さんです。普段はアーティストのMV撮影などを行っていて、ホームカミングデーへの参加は今回が初めてでした。

「この場に初めて参加して、とても良い会だなと思いました。実は普段ほとんど卒業生と関わる機会がないので、こうして幅広い世代の方々と新しい関係を作れることは貴重です。最先端のクリエイティブ活動をしている方々が、デジタルハリウッドの共通言語のもと交流できる場に参加できて良かったです」

卒業生で理事の藤吉香帆さんからのお誘いで、スタッフとして新たに参画してくださった大野さん。とかく卒業後は母校との接点が薄れていきがちですが、再びコミュニティに帰るとともに、新たな関係性を作つきっかけができたことを嬉しく思います。

当日の空気感をそのままに映していただいたアフタームービーは必見です。今年参加ができなかった方も、ぜひ場の雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。

▲大野さんに撮影・編集いただいたアフタームービー

3. 機材:トラブルに対応しながら進行を支えたDHU在校生の皆さん

駿河台ホールのステージ横にて、資料や映像の投影を支えていただいたPA・機材のメンバーの中には、デジタルハリウッド修了生で校友会理事のヒラノホクトさん(左から1番目)のほか、デジタルハリウッド大学現役生の羽生優さん(右から1番目)、打木崚太さん(右から2番目)の姿がありました。

多数の登壇者が3分ずつプレゼンテーションを行う『ライトニングトーク』の時間には、資料が画面に映らないという予期せぬトラブルも発生。その中でも現役生の2人が先頭に立ち、速やかに対応いただいたおかげで最後までスムーズな進行を実現することができました。

▲壇上のデスクで資料投影をサポートする羽生さん、打木さん


羽生さんは、今回参加した感想をこのようにお話しいただきました。

「デジタルハリウッドに少しでも貢献できる形で参加できないかと思い、スタッフに応募して参加しました。お会いした卒業生の皆さんはアグレッシブで、もう天才とお呼びしたい方が多くて、あらためて本当に良い大学に入ったなと実感しました!

中でも、一番お話しできて嬉しかった方はIndustrial Light & Magic(以下ILM)の山田義也さんです。私が夢としている、人生の中で一番の夢と言っても過言ではない、あのILMで活躍している方とお話ができるなんて思いもしませんでした。

Senior Genralist Artistはトップ中のトップですから、山田さんが本当にずっと努力されてきたということがわかります。そんな方から直接ILMの現状や技術面の話をお聞きできて、本当にこのイベントにスタッフとして参加できてよかったなと思います。

実は私が強引にお願いをして、ILMのご名刺もいただいたんです。これを掲げて、もう夢に向かって頑張るしかないです!」

▲Industrial Light & Magic(以下ILM)の山田義也さん


参加いただくスタッフにとってもホームカミングデーが人生を変えるきっかけになればこれほど嬉しいことはありません。夢の実現、応援しています!山田さんの名刺を掲げて頑張ってくださいね。

4. 受付:来場者を暖かくお迎えしたDHU現役生の皆さん

来場者が会場に来て最初に出会うのは受付の方々です。そこではデジタルハリウッド大学の現役生が活躍していました。笑顔で明るく受付対応を行い、スムーズな会場誘導に貢献いただいた皆さんの声をいくつか紹介します。

「受付として参加して、多くの卒業生とお会いする中で、あらためてデジタルハリウッドのつながりは強いなと感じました。個性的な方々が活躍されていて、さすがデジタルハリウッドだと感じました」

「もともとPCを触ったことがない人生でしたが、世界で活躍されている卒業生にお会いして、努力すれば上手くなれるんだ!とモチベーションが上がった1日でした」

「普段の生活ではイベントを楽しんで終わるだけでしたが、今回は受付スタッフを担当することで『当たり前が当たり前じゃない』ことを学びました。運営を支える立場になり、どうしたら相手が嬉しいかなと意識しながら仕事をしてみると、『誰かの努力があって、楽しく毎日を過ごせるんだ』と気づくことができました」

「校友会のTシャツが欲しくて参加しましたが、すごく楽しかったです!接客が好きなので、卒業生の皆さんとお話しできて楽しかったです」

「こういうイベントは準備を通して成り立っていくと改めて実感しましたし、普段は関わりを持たない方々と交流ができて本当に良かったです」

このような前向きな感想をたくさんいただきました。イベント終了時には、現役生の皆さんが積極的に来場者に声を掛けてアンケートの回収に尽力いただいたことで、昨年を大きく越える数の声を集めることができました。今後のより良い場づくりに活用させていただきます。あらためて現役生の皆さん、ありがとうございました!

5. デザイン:メインビジュアルを手掛けたTakio Koizumiさん

メインビジュアルを制作されたのは、SUPER PRIME AIアーティスト/VFXアーティストのTakio Koizumiさんです。デジタルハリウッド大学の卒業生、デジタルハリウッド大学大学院の修了生で、昨年のホームカミングデーではAIと共創した作品を展示されていました。

2021年からAI画像生成に取り組み、AIをツールではなくパートナーと捉えるTakio Koizumiさん。その創造性と「母校に貢献したい」という思いに感銘を受けて事務局からデザインを依頼したところ、このような素敵な作品を制作していただきました。

▲ホームカミングデ−2024 メインビジュアル


ホームカミングデー当日の懇親会では、次のように挨拶をいただきました。

「中心の白い花はヤマボウシという、ちょうど今の時期に咲く花で、花言葉は『友情』です。今回のイベントで再会した皆様に新しい友情が生まれたらと思います。メインビジュアルを制作できて、大変光栄でした!」

「Reunion and Beginning」という今年のテーマを、シンボルを用いて美しい作品へと昇華してくださったKoizumiさんに感謝申し上げます。作品に込められた想いは、こちらの記事でも詳しく紹介していますのでぜひご参照ください。

6. その他:多方面でスキルを活かしてくださった卒業生の皆さん

他にも、多数の卒業生・在校生スタッフがスキルを活かして活躍してくださいました。

▲花束莉花さん/セツナクリエイション合同会社 代表、デジタルハリウッド大学卒業生


懇親会の最後に上映したエンディングムービーを制作いただいた、デジタルハリウッド大学卒業生の花束莉花さん。デジタルクリエイティブを手がけるセツナクリエイション合同会社を立ち上げた花束さんは、編集技術を活かしてホームカミングデーの1日を振り返る動画を当日中に制作いただきました。

プログラムが進行する中、PCルームで動画制作に勤しんでいただいたおかげで、感動的な一体感とともに1日を締め括ることができました。ありがとうございました!

▲懇親会の最後に上映されたエンディングムービー


花束さんとともにセツナクリエイション合同会社を立ち上げた仲間であり、デジタルハリウッド校友会の理事を務める藤吉香帆さんにも場づくりを支えていただきました。

▲藤吉香帆さん/セツナクリエイション合同会社 代表、デジタルハリウッド大学卒業・大学院修了生


ライトニングトークにて登壇者として場を盛り上げていただいただけでなく、アフタームービー撮影の大野さん、エンディングムービー作成の花束さんをはじめ、卒業生スタッフのアサインに尽力いただきました。少しずつ育ってきた卒業生の輪をさらに広げ、コミュニティを育てていく役割の中心を担っていただき感謝しております。

▲在校生カメラマンによる、近況報告撮影ブース


来場者が母校に近況報告をする撮影ブースでは、在校生の皆さんにカメラマンとして活躍いただきました。世代を越えて皆さんと楽しく会話をしながら良い表情を引き出して撮影をしていただき、ありがとうございました!

▲在校生が案内するキャンパスツアーの様子


現役大学生の「キャンパスPRプロジェクト」チームによる、キャンパスツアーも卒業生に好評でした。駿河台キャンパスに初めて来場する卒業生も少なくない中、最新設備やこだわりのインテリアを在校生に直接紹介いただくことで、さらに母校への親しみが感じられたことと思います。

この他にも、多くの卒業生・在校生にご協力いただいてホームカミングデー2024は開催されました。皆さん、ありがとうございました!

▲デジタルハリウッド修了生・渡邊智子さんが制作ディレクションを行ったWebサイト

▲デジタルハリウッド修了生・滝川雄貴さんが制作したプログラム(三つ折りリーフレット/内側)

▲ジーズアカデミー修了生・田村由里さんが制作されたノベルティのトートバッグとTシャツ(を着用するスタッフ)

7. おわりに:母校で再会できる日を楽しみにしています!

思い返すと、ホームカミングデーは本当に多くの卒業生・在校生のお力に支えられてきました。当日の運営を助けていただけることはもちろん、「在学中から身につけた力で母校に貢献したい」という思いで行動を起こしてくださる皆さんの誠実さに何より感謝しています。

これからも卒業生・在校生のお力を借りながら、今は距離が離れている卒業生の方も母校に帰りたくなるような場づくりを試行錯誤し、かけがえのないデジタルハリウッドのコミュニティを少しずつ育てていく一助になれることを願います。

次回のホームカミングデーは2025年6月28日(土)開催です。来場者として、ブース出展者として、あるいは運営スタッフとして、この場に新しく参加してくださる皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

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