PostScriptイベント後記

ホームカミングデー

公開日:2025/08/29

進化した「ホームカミングデー2025」の裏側|卒業生・在校生スタッフが活躍したイベント運営の舞台裏に迫る!

“Reunion and Beginning”(再会し、そして始まる)をテーマとする年に一度のイベント

開催エリア:東京

イベント概要

イベント名 2025.06.28 ホームカミングデー2025
日程 2025/06/28
会場 デジタルハリウッド駿河台キャンパス
対象 デジタルハリウッドが展開する各教育機関の卒業生・修了生、在校生
デジタルハリウッド教員・講師・TA
デジタルハリウッド スタッフ
上記のご家族・ご友人

2025年6月28日(土)に開催した「第3回ホームカミングデー2025」。過去最高となる347名のデジタルハリウッド出身者・関係者に参加いただき、大盛況のうちに終了しました。

公式キャラクター『デジー』が誕生し、今まで以上の一体感と躍動感を実現した今年のホームカミングデー。この場をスムーズに運営し盛り上げてくださったのは、卒業生・在校生を中心とする、約50名のスタッフチームの皆さんでした。

この記事では、卒業生・在校生の運営スタッフにクローズアップし、ホームカミングデーの舞台裏をお伝えします。ぜひご覧ください。

▼目次
1. 受付:卒業生との会話で“仕事の本質”を学んだ在校生
2. 足あとボード:来場者の“多様性”が可視化された場所
3. キャンパスツアー:“場所”を通じて世代を越えた交流を深める
4. DJブース:“音楽”の力で、在校生が自然と参加できる仕組みを
5. 撮影:すべてのプログラムで、かけがえのない瞬間を切り取る
6. デザイン:公式キャラクター『デジー』で楽しい1日を演出
7. その他:多方面でスキルを活かしてくださった卒業生
8. おわりに:母校で再会できる日を楽しみにしています!

1. 受付:卒業生との会話で“仕事の本質”を学んだ在校生

来場者を一番にお迎えする受付では、デジタルハリウッド大学の在校生6名が活躍。臨機応変な対応が求められる中、来場者とのコミュニケーションを楽しみながら、丁寧に対応されている在校生の姿がありました。

デジタルハリウッド大学でグラフィックデザインを学んでいる宮崎さんは、受付スタッフとして参加した感想について次のように話しました。

「受付のスキマ時間に卒業生の先輩とお話しできて、大きな学びがありました。

それは、どんな時も“礼儀”が大切だということです。クリエイティブ業界は狭く、就職後もデジタルハリウッド卒業生に出会うことが多いからこそ、いつでも誠実であることが大事だと先輩は教えてくださいました。

すべての仕事は、お相手がいて初めて成り立つものです。私が目指しているグラフィックデザインの仕事もそうですし、この受付の仕事も同じだと思います。

だからこそ、来場者一人ひとりと向き合って丁寧にお話しすることが大切だと気づきました。先輩のおかげで、仕事に対する見方が変わったのかもしれません。

来場者はそれぞれデジタルハリウッドに特別な思いを持っているはず。私が今のデジタルハリウッドの“顔”になる意識で、気持ちのよい受付対応を行いたいと思います」

▲丁寧に来場者を出迎える受付スタッフ(宮崎さんは中央)


受付対応中はプログラムに参加できず、学びを得ることが簡単ではありません。その中でも積極的に卒業生と会話をすることで、仕事の本質を学び、すぐに受付業務に活かしている姿が素敵でした。

受付では以下の在校生にお手伝いいただきました。
Takuさん/峯岸ジェレマイアさん/ふあぜぴさん/ゆいとさん/久河真⼀郎さん/辻涼太さん

あらためて、ありがとうございました!

2. 足あとボード:来場者の“多様性”が可視化された場所

受付を抜けると、壁には『足あとボード』が。これは来場者が記入したメッセージを自身の入学時期に貼っていくボードで、デジタルハリウッドの歴史を振り返るとともに、どんな人が参加しているかを一目で確認できます。

来場者にメッセージ記入とボードへの貼り付けを促していた在校生スタッフの桜木さんは、感想について次のように話しました。

「いろいろな年代の方々とお話しできて楽しかったです。来場者にはお子様連れの方が多く、子どもたちと会話ができたことも新鮮でした。もともと知り合いの方々にも会えて、良い機会になりました」

▲足あとボード前で卒業生のお子様と会話をする桜木さん


同じく足あとボードでの対応を担当した卒業生の吉井朋さん(デジタルハリウッド校友会 理事)は、今年の来場者について次のように話しました。

「この足あとボードから、例年より多くの現役在校生が参加していることを感じて嬉しいです。ぜひ多くの方とつながり、デジタルハリウッドの輪が広がって欲しいです」

参加者アンケートの結果を見ると、例年は卒業生が来場者の大半を占めておりましたが、今年は現役の在校生の割合が約35%で、昨年より約10%増加しました。

▲ホームカミングデー2025 来場者属性(参加者アンケートより)

ホームカミングデーが卒業生の再会の場としてだけでなく、在校生が卒業生とつながり、新たな挑戦のきっかけを見つける場としても機能し始めていることがわかります。これからも幅広い年代・属性の方々にご参加いただき、多くの化学反応が生まれる出会いの機会となれば何よりです。

3. キャンパスツアー:“場所”を通じて世代を越えた交流を深める

「キャンパスツアー」では、デジタルハリウッド大学の広報イベントを支える在学生チーム『キャンパスPRプロジェクト』が活躍しました。

卒業生のツアー参加者に対して、メディアライブラリー、LabProto、カフェテリアなど、インテリアや設備がリニューアルされている駿河台キャンパスの最新の環境について、在校生が自らの体験とともに案内してくださいました。

キャンパスPRプロジェクトのメンバーで、キャンパスツアーのガイド役を務めた在学生・山本琴梨さん、吉野蒔士さんは次のように話しました。

「駿河台キャンパス内のリニューアルされた箇所を重点的に紹介しました。

私たちは大学1年生で今年入学したばかりです。校舎の知識もあまりなかったのですが、卒業生の皆さんにキャンパスの今をお伝えするために準備して臨みました。

卒業生の先輩が、昔のエピソードを教えてくださったことが嬉しかったです。たとえば『入試の時に、音楽が好きだと伝えたら杉山学長が学長室に招いてくれて、エレキギターを見せてくれた』というエピソードをお聞きして、いいなあ!と思いました。

普段は先輩と同じ校舎にいても、こういう話はなかなか聞けません。ホームカミングデーの場だからこそ先輩に話しかけにいけるので、良い機会になりました!」

▲旗を持ち、卒業生にキャンパス内を案内している様子


新入生ならではの目線で、最新のデジタルハリウッドの魅力を伝えていただき、ありがとうございました!

なおキャンパスPRプロジェクトが制作した駿河台キャンパス紹介動画も公開されていますので、最新の環境に興味をお持ちの方は以下をご覧ください。

4. DJブース:“音楽”の力で在校生が自然と参加できる仕組みを

今回のホームカミングデーで、初の試みとして実施した「DJブース」。卒業生主催の『すーぱーうるとらぱーてぃー』と、在校生の団体『DHU Audio Club』の連携で実現した1日限りの企画です。

卒業生・在校生がDJ・VJを担当。大音量のパーティーサウンドと圧巻の映像が融合して、駿河台キャンパスのラウンジがまるでクラブに大変身!

この企画の発起人である卒業生・藤吉香帆さん(デジタルハリウッド校友会 理事)は、次のように話しました。

「校内でDJをやるという変わった体験に、在校生が面白がって参加してくれました。機材もほとんど大学から借りたものなんです。こうした企画が、在校生が自然にホームカミングデーに参加できる仕組みになればいいなと思います」

▲『すーぱーうるとらぱーてぃー』主催の卒業生・藤吉香帆さん(中央)


華やかな演出でホームカミングデーをの場を盛り上げてくださり、ありがとうございました!これからも在校生の方々が楽しく参画できる機会になれば何よりです。

5. 撮影:すべてのプログラムで、かけがえのない瞬間を切り取る

当日の様子を記録する写真と動画の撮影も、卒業生が担当しています。

写真撮影は、第1回ホームカミングデーから毎年ご協力いただいている卒業生・棚田瑛葵さんに加えて、今回より卒業生・佐藤直大さんにも参画いただきました。

 ▲杉山学長と記念写真を撮る佐藤直大さん(左)


2名体制で、同時進行するプログラムの隅々まで撮影し、貴重な瞬間をたくさん切り取っていただきました。来場者の笑顔が引き出された素敵な写真の数々を残していただいて、ありがとうございました!

お二人に撮影いただいた素敵な写真は、以下の開催レポート記事に掲載中です。ぜひこちらもご覧ください。

▲キャリアセンターでスタッフと談笑する大野陽平さん(左)


アフタームービーの撮影・編集は、卒業生でフリーランスビデオグラファーの大野陽平さんが担当しました。

普段はアーティストのMV撮影などを行っていて、昨年ホームカミングデーに初参加。2回目となる今年も、素敵なムービーを制作いただきました。

当日の空気感を体験できる大野さんのアフタームービーも、ぜひご覧ください!

6. デザイン:公式キャラクター『デジー』で楽しい1日を演出

ホームカミングデー2025のメインビジュアルは、3Dアーティストとして活躍する卒業生・Daiki Miyamaさんに制作いただきました。

YOASOBIのライブツアーキービジュアル、XGのリリックビデオなど音楽関連の仕事のほか、クリーチャーのモデリング、個人の作品制作など幅広く活躍している気鋭アーティストのMiyamaさん。

制作いただいた星型のキャラクター『デジー』と、紫を基調としたポップなデザインは、『すべてをエンタテインメントにせよ!』を校是とするデジタルハリウッドのホームカミングデーにぴったりの作品です。

▲ホームカミングデ−2025 メインビジュアル


メインビジュアルの制作意図について、Miyamaさんは別途行われたインタビューにて次のようにお答えいただきました。

「『友情』から『太陽』を連想しました。デジタルハリウッドと言えばオレンジのイメージが強いので、この色にしています。

背景は、海外ドラマのホームカミングパーティーで、ああいうキラキラしたカーテンを見たことがあって。以前大学の4階のカフェテリアスペースに芝生があったので、それを思い出してキャラクターを芝生の上に乗せました。」

会場装飾、Tシャツ、グッズなどに展開され、ホームカミングデー2025を活気づけるデザインを制作いただいたMiyamaさんに感謝申し上げます。作品に込められた想いは、こちらの記事でも詳しく紹介していますのでぜひご参照ください。

7. その他:多方面でスキルを活かしてくださった卒業生

他にも、多数の卒業生・在校生がスキルを活かして活躍してくださいました。

司会は、卒業生の⼩林英恵さん(デジタルハリウッド校友会 理事)が担当。懇親会では、デジタルハリウッド人気講師の卒業生・栗⾕幸助先生に進行いただきました。

▲司会/卒業生・⼩林英恵さん
 
▲司会/卒業生・栗⾕幸助先生
 

駿河台ホールの機材・PAは、在校生・⽻⽣優さん、ちひろさんが担当。卒業生講演、映像作品上映などをスムーズに進行いただきました。

▲機材・PA/在校生・⽻⽣優さん、ちひろさん


今年から始めた試みとして、カフェテリアのキッズゾーンがあります。在校生・芳賀玲緒奈さん、みらーさん、サポートとして卒業生・山本隆三さん(デジタルハリウッド校友会 理事)に協力いただきました。安心できる場づくりを支えていただき、お子様連れで参加した卒業生の方に好評でした。

▲キッズスペース/在校生・芳賀 玲緒奈さん、みらーさん


懇親会で上映したエンディングムービーも在校生と卒業生が制作。卒業生の花束莉花さんのサポートのもと、在校生の川端健斗さん、⽔村姫果さんにPCルームで編集いただきました。

▲懇親会で上映されたエンディングムービー
 
▲エンディングムービー編集/在校生・川端健斗さん、⽔村姫果さん
 
▲エンディングムービー編集サポート/卒業生・花束莉花さん


この他にも、多くの卒業生・在校生にご協力いただき、ホームカミングデー2025は無事に幕を閉じました。

この他にも、ブース展示でご協力いただいた卒業生・稲益彩⾹さん、平野北⽃さん、LabProto体験でお世話になりました卒業生・星野裕之先生をはじめ、活躍してくださった卒業生・在校生スタッフの皆さん、ありがとうございました!

8. おわりに:母校で再会できる日を楽しみにしています!

「在学中から身につけた力で母校に貢献したい」という思いで行動を起こしてくださる卒業生。「卒業生の先輩と出会い、学びたい」という動機で、楽しみながら参画してくださる在校生。皆さんに支えられてホームカミングデーは開催されています。

これからも卒業生・在校生のお力を借りながら、今は距離が離れている卒業生の方も母校に帰りたくなるような場づくりを試行錯誤し、かけがえのないデジタルハリウッドのコミュニティを少しずつ育てていく一助になれることを願います。

次回のホームカミングデーは2026年6月27日(土)です。来場者として、ブース出展者として、あるいは運営スタッフとして、この場に新しく参加してくださる皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

一覧へ戻る

←トップに戻る