Interviewインタビュー

No.110

公開日:2026/03/10 

【卒業生PROFILE】松本 豊さん|多幸感あふれるドローン映像で、新しい視点を届ける映像作家の次なる挑戦

CGデザイナー映像作家 デジタルハリウッド大学大学院

No.110

松本 豊さん/DIVIEW(Drive in to the View!!)映像作家/CGデザイナー/ドローンオペレーター(デジタルハリウッド大学大学院 修了)

デジタルハリウッド校友会の根鈴会長が、歴代の卒業生や在学生を続々と訪問!その際に伺ったそれぞれの自分らしい生き方やパーソナルな部分などに焦点を当てて綴ってゆくインタビューの新シリーズ、ぜひご覧ください。

MY NOW

Q.今はどんな仕事をしていますか?

ライブのVJ映像からドローン映像まで、多分野で制作を手掛ける

映像作家・CGデザイナーとして、音楽に合わせてリアルタイムに空間を演出するVJ映像、企業の取り組みを紹介するモーショングラフィックスなど、さまざまな案件に取り組んでいます。VJ映像においては、Mrs. GREEN APPLE、[Alexandros]、吉井和哉さんをはじめとするアーティストのライブ映像も手掛けました。一方“ライフワーク”として、ドローンを使った映像制作に挑戦中。スライダープール、地域のお祭り、プロレス、恐竜イベントなど、幅広いジャンルで独自の映像表現を追求しています。ドローンならではの新しい視点から撮影した作品を制作して皆さんに喜んでいただけることがやりがいです。


Q.今後の目標は?

ドローンを軸に、新しい映像分野の第一人者になりたい

たとえば「マイクロドローン×プロレス」など、誰も挑戦していない特定分野に切り込み、新しい映像表現の第一人者を目指しています。理想は、視聴者が「この場に実際に行って体感したい!」と思えるハッピーな映像作品を生み出すことです。普通では興味を持ちづらいようなゴミ拾いの活動も、多幸感がある映像表現を追求すれば、興味を持っていただけるきっかけになり得るしれません。心を動かす力がドローンにはありますから、さまざまな分野で面白い映像表現に挑戦し、場の魅力を伝えていきたいと考えています。

Q.松本さんにとって、自分らしく生きるとは?

誰かの喜びのために頑張り、自分も幸せでいること

「誰かに喜んでもらいたい」という思いが、私の自分らしさの中心にあります。映像制作で困っている友達がいると、自分のプロジェクトより頑張ってしまうこともありました。「誰かのために頑張る。ただし、自分もちゃんと幸せでいる」これが自分らしさの軸かもしれません。自分を大切にしながら、誰かのために頑張る映像クリエイターが増える世界は、きっと喜びに満ちた世界になる。そう信じて、これからも活動を続けていきます。

HISTORY

Q. 入学のきっかけは?

プロジェクションマッピングに挑戦したい

演劇をしていた高校時代、音楽と映像と人間の動きがリンクするプロジェクションマッピングに出会い、その気持ち良さに魅了されました。最初はプログラミング関連の進路を検討しましたが、せっかくならプロジェクションマッピング作品を自分で生み出したいと思い、その機会があるデジタルハリウッド大学に興味を持ちました。情報や人脈を惜しみなく教えてくださった優しい事務局スタッフお二方の存在にも後押しされて「ここで学びたい!」と強く思い、入学を決めました。


Q. 在学中印象的だったこと

頼れる先輩たちや同級生の存在

企業の案件に取り組む「企業ゼミ」に参加し、CGやWebデザインなどさまざまな制作に取り組みました。その中で出会った「本気で映像を仕事にする!」という強い思いを持った同級生や、頼れる先輩方の存在が何より印象に残っています。最初は何をすればいいかもわからない状態でしたが、道標を置くように私を導いてくれた人たちがたくさんいたんです。そのおかげで東京国際プロジェクションマッピングアワードに出場し、最優秀賞を受賞できたことは人生の大きな転機になりました。


Q3. 卒業直後は?

映像制作会社に就職後、方向転換

卒業後は映像制作会社に就職し、プロジェクションマッピング大会の運営、広告映像など幅広い業務に携わりました。仕事自体は魅力的でしたが、価値観のずれを感じ、モーショングラフィックスの会社に転職したものの、ここでも違和感は続いたんです。ものづくりが好きで飛び込だものの、クリエイティビティで喜んでもらえる機会があまり見えず、手応えが感じられない時期が続きました。それでも自分の人生を考える時間を取ったことで、比較的早い段階で「軸が違う」と気づくことができました。


PERSONAL

Q. 人生のバイブル

「現場の熱量」

高校時代に演劇に打ち込んだ経験が、今の自分の原点です。目の前で人が演じる熱量や、その場に漂う空気感は、同じ瞬間が二度と訪れないからこそ強く心に残りました。映像制作でも、技巧だけで完結させず、見た人の感情が少しでも動くような「一瞬」をつくることを大切にしています。


Q. 私の趣味

「情報を集める」

趣味は、知らないことを知って、自分の中の引き出しを増やしていくことです。気になったことはすぐ調べたり、仕組みを理解したくなったりして、知識が繋がっていく感覚が楽しいです。映像制作は、機材や技術に触れる機会はもちろん、地方自治の取り組みや、知らなかったボランティア活動、その土地のおいしいものや魅力など、さまざまな世界に出会える仕事でもあります。一人では辿り着けないような知らない世界を見られることが、とても面白いと感じています。学びながら表現や方法を試せる点も魅力で、集めた情報が次のアイデアや映像の説得力に繋がっていく瞬間が好きです。

Q3. Myルーティン

「やる」

お人好しな祖父の影響なのですが、身近な人のために、やれる時にめいっぱい感謝や親孝行をしておくことを大切にしています。自分の周りの人に喜んでもらえることが、アイデンティティの一つでもあります。それは仕事や制作でも同じで、あとで「やり切った」と言えるくらい後悔なく取り組むこと。うまくいかなかったとしても、挑戦した分は勉強代として必ず残る。そう思えると、怖さよりも一歩踏み出す力のほうが大きくなります。だから日々の制作でも、迷ったら全力でやることを意識しています。その積み重ねが、次の表現や出会いに繋がっていくと感じています。

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