Interviewインタビュー

No.66

公開日:2023/09/27 

【卒業生PROFILE】vol.03 天谷真央さん|『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの制作会社の3DCGアーティスト

No.66

氏名:天谷 真央 さん
所属:株式会社カラー デジタル部 3DCGアーティスト
出身校: デジタルハリウッド東京本校 専科3DCGデザイナー専攻
卒業時期:2021年9月

卒業生の様々な活躍を紹介するデジタルハリウッド校友会のインタビュー。このたび新たなシリーズが誕生しました。題して「卒業生PROFILE」。根鈴会長自らがデジタルハリウッド校友会の趣旨や活動を理解いただくために、歴代の卒業生や修了生を訪問しています。その際に伺ったそれぞれの「自分らしい生き方」やパーソナルな部分などを綴ってゆくシリーズです。

MY NOW

Q.今はどんな仕事をしていますか?

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの制作会社の3DCGアーティスト

株式会社カラーのデジタル部にて、3DCGアーティストとして作品制作に携わっています。主な仕事はBlenderを使った3DCG制作。アニメーターとしてスタートし、今ではリギングやルックに関わる作業など様々な業務を担当しています。株式会社カラーは、庵野秀明が代表を務める『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズや『シン・仮面ライダー』などの作品を手掛ける製作会社。もともと憧れていた会社で働くことができて、今でも信じられないような気持ちです。

Q.今後の目標は?

感謝の気持ちを忘れないこと、誰かを救える作品を作ること

目標は二つあります。一つは、感謝の気持ちをずっと忘れないことです。自席の周囲にはカラーのディレクターの方々がいて、わからないことを親身に教えていただけて、デジハリに通い始めた頃のことを思い出すと夢みたいな環境で仕事することができています。憧れの会社で憧れの先輩方と働ける今が本当にありがたいと感じています。もう一つの目標は、誰かを救えるような作品にたずさわることです。私は今まで、つらい時や苦しい時にエンターテイメント作品に救われたことが何度もあります。同じように私も誰かの救いとなれる作品づくりに関わりたいと思います。

Q.天谷さんにとって、自分らしく生きるとは?

自分の嫌いなところも、ちゃんと見つめて受け入れること。

カラーの先輩が「作品を作ることは、自分の見られたくない部分も恥ずかしいところも、隠さずに丸裸にすること」だと話していて、とても共感しました。自分を丸ごと知ることができるのは自分しかいないと思うので、この業界で生きていくと決めたからには、自分の好きなところも嫌いなところも全部見つめて受け入れたいですし、それが「自分を生きること」ではないかと思っています。

HISTORY

Q. 入学のきっかけは?

自分でゲームの3DCGアニメーションを作りたい

前職はゲームのエンジニアで、目標は「自分で作ったゲームの廃人になること」。ピクサーに憧れていたこともあり、3DCGでアニメーションを作りたい気持ちが強くなっていきました。コロナ禍で自由に使える時間が増え、今しかない!と入学を決意しました。

Q. 在学中印象的だったこと

尊敬するクラスメイトとの出会い

2人の友人との出会いです。リモート授業で、私の課題を見て「実際に会いたい」と声をかけてくれた人。同い年で「絶対にモデラーになる」と強い覚悟を持ち、仕事を辞めて挑戦している人。その2人と出会わなければ、今の私はいないと思うほどです。

Q3. 卒業直後は?

キャリアを模索中にカラーと出会う

ゲーム会社で仕事を続けていたのですが『シン・ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の学内セミナーが開催された時、先生にカラーの方を紹介いただいたことが入社につながりました。在学中カラーに影響を受けた作品を制作していたこともあり、日頃から先生にアピールしていてよかったと思いました。

PERSONAL

Q. 人生のバイブル

『ジョジョの奇妙な冒険』

「主人公たちは『運命』や『宿命』を変えようとはせず、彼らのおかれた状況の中で『正しい心』を捨てない事を選んだのです。」ジョジョ5部のあとがきの言葉です。基本心にブチャラティが住んでいます。007も好きです。

Q. 私の趣味

マライア・キャリーの音楽を聴く

アメリカのシンガーソングライター、マライア・キャリーのプレイリストを聴くことです。中学2年生の時に出会ってから大好きで、いつ聴いても穏やかな気持ちになれる、ライフハックのような存在です。

Q3. Myルーティン

ジェスチャードローイング

毎日ジェスチャードローイングをしています。これは人物のモデル・写真のポーズを見て感じた印象を短時間で描いていく練習方法のこと。カラーに入社して尊敬している先輩に教えていただいてからずっと続けています。

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