Interviewインタビュー

No.48

公開日:2022/04/06 

「人生をエンタテインメントに!」波乱万丈の人生を通じて芽生えたトップYouTuberの覚悟

YouTuber デジタルハリウッド大学

No.48

アート系YouTuber
えっちゃんさん(デジタルハリウッド大学2016年卒業)

デジタルハリウッド大学在学中から大手YouTuber事務所でインターンをし、そのままYouTuberデビュー。登録者数74万人(2022年2月現在)のYouTubeチャンネル「えっちゃんねる/悦子」を運営するトップクリエイターのえっちゃんさんですが、その活躍の背景には、デジタルハリウッド大学での学びや人との出会いがありました。
(※このインタビューは、2022年2月当時の内容です。)

大学での学びも含めて、これまでしてきたことの集大成がYouTuber活動だった

Q
デジタルハリウッド大学に入学された経緯を教えていただけますか。
A
子どもの頃から絵を描いたり、木工だったり、手芸だったり、モノづくり全般が大好きで、中学生の頃は親の意向で運動部に所属していたにも関わらず、デッサンを教えてもらうために美術部に勝手に混ざって勉強していましたね(笑)。高校も美術学科のある学校に入学しました。高校卒業後の進路は美大も検討したのですが、いざ入学しても就活で困難なことが多いという話も聞いたので、将来クリエイティブ系の仕事に就いた時に役立つ技術が身につけられる専門学校や大学を探すことにしました。デジタルハリウッド大学は4年制大学を卒業できて、当時関心のあったCGについても学べるということだったので進学を決めました。
Q
在学中にYouTuberとしてデビュー(2015年)されたとお聞きしました。
A
そうですね。私、昔から勉強はとにかく苦手なんですけど(笑)、絵とか、好きなことに関しての勉強は大好きなんです。デジタルハリウッド大学は好きなテーマの授業ばかりだったので、3年の前期に必要な単位を全部取得してしまいました。時間が空いたのでインターンをしてみようと思い、最初はゲーム会社に行ったんですけど、何か自分のやりたいことと違うなと。そんな時、UUUM(大手YouTuber事務所)のクリエイターをしていたPDS株式会社という友人から「UUUMがデザイナー探してるっぽいよ」と教えてもらって、縁あってUUUMのインターンをさせてもらうことになりました。
Q
最初はデザイナーとして参加されたんですね。
A
はい。最初の1カ月くらいはクリエイティブチームでデザインや編集をやらせていただいていたんですけど、実は私、中学生の頃から芸能活動を少ししていまして、それを知った上司から「ちょっとこっち来て」と言われ、カメラを回され、気づいたらYouTuberになっていたという感じですね(笑)。それが現在でも出演させていただいている「ボンボンTV」(UUUMと講談社が共同運営する小中学生を対象としたYouTubeチャンネル)です。
現在は出演者としての参加のみですが、当時は企画から撮影・編集まですべて、チームの一員として行っていました。そこで得た実践的な学びは、現在でも生かされています。当初は自分がYouTuberであるという自覚はなかったんですけど、4年生の冬くらいに「あれ、これってYouTuberの仕事じゃない?」と気づいたんですね。それだけ仕事に熱中してましたし、楽しかった。タレント活動も、デザインも、映像編集も、これまでやってきたことがたまたま全部役立っている、人生の集大成みたいな感覚でした。あまりにも楽しくて、大学卒業後にそのままUUUMに就職しました。

人生そのものをエンタテインメントにしていきたい

Q
大学での学びはどのように生かされましたか。
A
現場に入ってすぐ、動画制作のスキルはもちろん、PhotoshopやIllustratorなどのスキルも、サムネ作り、キャラクターデザインなどに生かすことができました。卒業してしばらく経った今でも「これ、大学で学んでおいてよかったなぁ」と思うこともあって。例えばYouTubeチャンネルのグッズデザインも基本は全部自分でやっているのですが、それができるのも大学で商品を作る上でのデザインの勉強をさせてもらったからだと思うんですよね。CGの知識も、もう生かす機会はないかなと思っていたんですけど、最近VTuber関係のコンサルの仕事があって、すごく役に立ちました。
Q
特に大学で印象的だった授業はなんでしょうか。
A
当時の授業でいうと、まず中村泰清教授の「デッサンⅠ」で習ったデッサンは、「こんな短時間でこの密度・質感のデッサンができるんだ」という発見がありました。他には美術解剖学や美術史といった授業もわかりやすくてよかったですね。デジタルハリウッド大学ではPhotoshopやIllustratorなどの実践的なスキルを必修で学べるだけでなく、選択で履修できる、美術の理論的な知識を学べる授業も豊富なんです。スキルだけ身につけても作品が薄っぺらくなってしまうので、発想力を養うためにも、美術の基礎を学べてよかったなと思います。
Q
デジタルハリウッドには“Entertainment. It’s Everything!”(すべてをエンタテインメントにせよ)という理念があります。この理念に共感するところはありますか?
A
入学した時からすごくいい理念だなと思っていました。だってなんでもエンタテインメントにした方がハッピーだよね、って入学当時は超アホみたいな感覚だったのですが(笑)、在学中に期せずしてYouTuberになって、UUUMに入社して、いままた新しい事務所に移籍してと、波乱万丈の人生を送るなかで、あらためて「すべてをエンタテインメントに」という理念に共鳴するところがありました。私のようなマルチになんでもやるYouTuberって私生活の一部など、人生をさらけ出して動画にしている部分もあるのですが、昨年(2021年)に離婚を経験して、より一層人生を“おもしろ”に振ったほうがいいんじゃないかと吹っ切れたんです。良いことも悪いこともすべてを動画にしていくことで、自分の人生そのものがエンタテインメントのコンテンツになっていく、そのことに私自身も楽しめているし、それを見て人が楽しんでいるということも面白い。人生をエンタメにしようという考えは、結局“Entertainment. It’s Everything!”に近い発想なんじゃないかと。

【納車】XXX万円のMTスポーツカー!?貯金の末ついに購入しました!!【後期型86GT】

【LOOKBOOK】GU縛りで夏の完全着回し低身長1週間コーデ/153cm46kgの着痩せ【プチプラ】Outfits of the Week | Summer Lookbook

【干物】アラサー独身女が究極にだらけて酒を解禁する休日ナイトルーティーン

将来は経験を生かして、困っているクリエイターたちをサポートする立場に

Q
今後、クリエイターとして取り組んでいきたいことはありますか?
A
新しいチャンネルやクリエイターを育てるということをやってみたいですね。インフルエンサーとしてこれからも影響力を高めていきたいという思いはもちろんあるんですけど、そもそも私、有名になりたいという願望はそんなにないんですよ。どちらかという有名になりたい人をサポートする側になりたい。これまでYouTuberとして業界を見ていくなかで、クリエイターやインフルエンサーがどういうことに困っているのか見えてきたので、そういった知見を生かして、困った人を助けてあげられる環境を作っていきたいですね。
Q
それこそデジタルハリウッド卒業生で、YouTuberを起用したい、もしくは自分がYouTuberになりたいと考えている方もいるかもしれないので、そういった方々のサポートもできそうですね。
A
もうぜひ相談してくださいという感じです。実は既にデジタルハリウッドの先輩などから時々連絡をいただくこともあるのですが(笑)、やはり皆さん、インフルエンサーをプロモーションなどに起用したいと思っていても、相場感がわからなかったり、どれくらいの効果を見込めるのかわからない、という方はいまだに結構多いんですよ。知識がないと誰に相談していいかもわからないでしょうし、デジタルハリウッド卒業生という縁で気軽にDMなどでご相談あれ!という感じです。

えっちゃんさんが学んだコースはこちら↓↓
デジタルハリウッド大学

アート系YouTuber
えっちゃんさん(デジタルハリウッド大学卒業)
1993年生まれ、千葉県出身。デジタルハリウッド大学在学中に、“おもしろくて、ためになる情報バラエティチャンネル”「ボンボンTV」のメンバーとして、YouTuberデビュー。在学中に培ったクリエイティブのスキルを発揮し、演者としてもクリエイターとしてもマルチに活躍。2020年には、UUUM株式会社から株式会社BitStarへと事務所を移籍し、子どもから大人まで、幅広い層に支持されるインフルエンサーとしてますます注目を集めている。

一覧へ戻る

←トップに戻る