PostScriptイベント後記

ホームカミングデー

公開日:2025/07/30

【開催レポート】第3回ホームカミングデー2025|347人が母校で再会し、未来が動き出した1日に密着!

“Reunion and Beginning”(再会し、そして始まる)をテーマとする年に一度のイベント

開催エリア:東京

イベント概要

イベント名 2025.06.28 ホームカミングデー2025
日程 2025/06/28
会場 デジタルハリウッド駿河台キャンパス
対象 デジタルハリウッドが展開する各教育機関の卒業生・修了生、在校生
デジタルハリウッド教員・講師・TA
デジタルハリウッド スタッフ
上記のご家族・ご友人

2025年6月28日(土)、デジタルハリウッド校友会は「第3回ホームカミングデー2025」を、デジタルハリウッド大学の駿河台キャンパスにて開催しました。

懐かしい再会の場であると同時に、新たなつながりを生み出し、さらなる進化のきっかけとなるホームカミングデーの開催も今年で3回目。前回の309名を越える347名の卒業生、在校生、講師や教員の皆さまに参加いただき大盛況で終了しました!

3年目の変化は、2025年度ホームカミングデーの公式キャラクター『デジー』の誕生です!ホームカミングデーをさらに盛り上げるべく、デジタルハリウッド大学卒業生の3Dクリエイター・Daiki Miyamaさんに制作いただいたポップなキャラクターをシンボルとして、会場装飾やグッズ制作にいっそう力を入れました。

デジタルハリウッドらしく、多種多様なエンタテインメントにあふれたキャンパスの中で、どのような出会いや未来につながる連携が生まれたのでしょうか。創意工夫とワクワクに満ちた1日のレポートをご覧ください。

目次
1. ホームカミングデー開幕!受付では『デジー』がお出迎え
2.キャンパス中を彩る、見るだけでも楽しい展示の数々
3.人と人をつなぐ。デジタルハリウッド校友会の「総会」
4.メディアライブラリーがブース展示の会場に!
5.まさに大人の文化祭!カフェテリアでのブース展示も大盛況
6.日本発のコンテンツで世界を驚かせる、卒業生2名の講演
7.LabProto体験とキャンパスツアーも大好評
8.女性同士、1期生同士の分科会も同時開催
9.世代や校舎を越えてつながる懇親会
10.AIで声を再現。杉山知之学長のメッセージ
11.『デジー』生みの親から挨拶&ライトニングトーク
12.満足度94%!参加者アンケートより
13.次回は2026年6月27日(土)にお会いしましょう!

1. ホームカミングデー開幕!受付では『デジー』がお出迎え

受付では、ホームカミングデー公式キャラクター『デジー』のパネルがお出迎え。キャラクターの制作者は、YOASOBIのライブツアーキービジュアル制作など幅広く活躍中の3Dアーティスト・Daiki Miyamaさん(デジタルハリウッド大学卒業生)です。

「友情」から「太陽」を連想して制作されたという『デジー』。背景は「海外ドラマのホームカミングパーティーで見たキラキラしたカーテン」、そして「デジタルハリウッドのカフェテリアにあった芝生スペース」をイメージして制作されたそうです。

▲Daiki Miyamaさんに制作いただいたメインビジュアル


ワクワクする楽しさや可愛らしさ、それでいてどこかゆるい大人の自由な雰囲気もあり、ホームカミングデーにぴったりの作品を制作いただいてありがとうございました!

▼参考:Daiki Miyamaさんのインタビュー記事はこちら
https://dhaa.jp/interview/daikimiyama/

今回のホームカミングデーでは『デジー』をさまざまなグッズにして、ご来場者の皆さまにプレゼントしました。トートバッグやカードケースはシルエットが採用されたデザインのため、普段づかいしやすいです。デジタルハリウッドの精神『すべてをエンタテインメントにせよ!』を、日常の中で思い出せるきっかけになれば何よりです。

▲資料を封入したオリジナルトートバッグ
 
▲パンフレット
 
▲事前来場予約特典:オリジナルカードケース
 
▲足あとボード記入特典:オリジナルステッカー
 
▲スタッフTシャツ
 

2. キャンパス中を彩る、見るだけでも楽しい展示の数々

受付を通り抜けてラウンジに進むと、そこには巨大な『足あとボード』が!

毎年恒例の、デジタルハリウッドの歴史を可視化したパネルです。来場された方がご自身の名刺やメッセージを入学年度に合わせて貼ることで、どんな方が参加しているのか一目でチェックすることができます。

今年は『デジー』とともにデザインを刷新。楽しく31年間のあゆみを振り返ることができるコミュニケーションツールへと進化しました。

その奥にはDJブースが出現。卒業生主催の『すーぱーうるとらぱーてぃー』と在校生の団体『DHU Audio Club』の連携で実現した1日限りの企画です。大音量のパーティーサウンドと圧巻の映像が融合して、デジタルハリウッド大学のラウンジがクラブに大変身していました!

DJを担当するのは卒業生と在校生。来場者が自由に踊ったり、音楽に身を委ねたりと、思い思いに過ごされている様子が印象的です。楽しい演出でホームカミングデーを大いに盛り上げてくださいました!

この他にもキャンパス中の多様な展示や装飾がホームカミングデーを彩ります。

▲装飾でメインビジュアルを再現した「デジーのフォトスポット」
 
▲卒業生向けの求人を多数掲載「デジタルハリウッド キャリア支援&報告ブース」
 
▲小さいお子さま連れの方も安心。カフェテリア小上がりスペースの『キッズゾーン』
 

3. 人と人をつなぐ。デジタルハリウッド校友会の「総会」

13時15分からは、最初のプログラムであるデジタルハリウッド校友会の総会がスタート。駿河台ホールにて、デジタルハリウッド校友会の根鈴会長から挨拶がありました。

そして楢木野事務局長からは、校友会の活動報告のほか、今後の方向性について、次のようにお伝えしました。

「東京と大阪でのホームカミングデー開催を通じて、あらためて『人と人をつなぐこと』こそが校友会の活動目的そのものだと再認識しました。これからも『どれだけ人をつなげたか』をベンチマークとし、あらゆる場づくりに挑戦していきます」

ホームカミングデーでの出会いを未来へとつなげていくために、校友会は今後もさまざまな機会づくりに努めてまいります。これからもよろしくお願いいたします!
 

4. メディアライブラリーがブース展示の会場に!

今年初めての試みとして、メディアライブラリーをブース展示の会場として活用しました。書籍に囲まれた場所に、突如現れた作品の数々。静かでアナログな空間とデジタルクリエイティブとのコントラストが美しく、どのブースも素敵でした!

昨年から連続で、写真撮影ブースを出展いただいているデジタルハリウッド大学卒業生、大学院在校生・石渡遥也さんは、今回の感想について次のようにお話しいただきました。

「ダンディな方、コスプレをしている方など、個性豊かな皆さんを撮影できるのが楽しいです!とにかく被写体が素敵なので、ただ撮るだけで良い写真が完成するんですよ」

▲ 写真屋さん(石渡遥也)/お写真撮ります。
 

写真を拝見すると、自分らしいファッションや表情で輝いている方ばかり!あらためて卒業生・在校生のクリエイティビティ、多様性の豊かさを感じるブースでした。

その奥には、焼き鳥を焼くようにDJプレイができる『やきとりDJ』の展示が。焼き鳥をカメラでスキャンすると音や映像が出てくる仕掛けになっています。作者のDHGS修了生・石橋良介さんは、作品についてこのように話してくださいました。

「もともと焼き鳥が好きなんです。桜木町にある昔ながらの焼き鳥屋で働く店員さんの姿がめちゃくちゃかっこよくて、この作品のアイディアにつながりました。学部生時代に一度受賞を逃したDF(DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX)で、今年はインタラクティブ部門ベストインタラクティブ賞を受賞。焼き鳥でリベンジを果たせました!」

▲ Grilled Jockey(石橋良介、今井亨)/やきとりDJ
 

次々と訪れる来場者が、自然と生まれるコミュニケーションの中で自由に音楽の演奏を楽しんでいました。まさにベストインタラクティブ賞にふさわしい作品です。

この他にも卒業生・在校生による素敵な作品の数々が展示されています。メディアライブラリーの書籍に包まれるような安心感のある場所で、出展者と来場者が作品を介して楽しく会話を弾ませている姿が印象的でした。以下にブースを掲載します(敬称略)。

▲ ProtoReplica(星野裕之、星野ゼミ、Cosplay社、ミラクルマイル社)/未来プロダクトのプロトタイピング
 
▲ 花工房あげたけ、earthlogic(根鈴啓一、星野裕之)/花 × AM × サステナビリティプロダクト
 
▲ Yuka Kadowaki/世界のカルチャーピクトグラム
 
▲ RINA YANOME(矢野目莉奈)/「染」衣装展示
 

5. まさに大人の文化祭!カフェテリアでのブース展示も大盛況

4階のカフェテリアに移動すると、さらに多くのブースが立ち並び、お祭りのような雰囲気で賑わっていました。

お子様と一緒に『MilkCrown*』『仮面ドローイング』のワークショップに参加されていた修了生・三橋由美さんは、この場の感想について次のようにお話しいただきました。

「ホームカミングデーは第1回から三年連続で参加しています。子どもたちはブース展示のものづくりワークショップが大好きなんです。年に一度、家族でものづくりの楽しさを体験できる良い機会です!」

3年連続で出展されているブースも多く、三橋さん家族のように“常連”となっている方も少なくありません。可愛くデコレーションされたオリジナルのボールペンを、嬉しそうに紹介してくれるお子さんの笑顔が素敵でした!

▲ MilkCrown*(小林春香)/MilkCrown*
 
▲ 先端色彩研究所(小川仁美)/仮面ドローイングワークショップ
 

研修・教育・交流に変革を起こすボードゲーム専門店を展開する広瀬眞之介さんも、3年連続で出展いただいている修了生のお一人です。毎年この場に参加いただける理由について、次のようにお話しいただきました。

「在学中に『すべてをエンタテインメントにせよ!』というカルチャーに触れた影響で、現在のゲームを軸とした事業が生まれました。デジタルハリウッドのおかげで、ここまで事業が育ちましたと伝えたいです」

母校に感謝を伝えるために出展くださっている広瀬さん。それだけでなく「来場者のエンタテインメントへの理解があり、偏見がないためにコミュニケーションしやすい」ということも、毎年出展されている理由だと教えていただきました。

▲ 株式会社遭遇設計(広瀬眞之介)/研修・教育・交流用 ボードゲームの専門店「SR(Sandplay Reality / 箱庭現実)」
 

この他にも、グッズ販売、ゲーム体験、タロット占いまで、さまざまなジャンルの作品を介して卒業生・在校生が交流を深めていました。以下、写真で各ブースをお伝えします(敬称略)。

▲ 藤田モネ/藤田モネ|作品展示と物販
 
▲ 株式会社キッズプレート/AIアバターカフェ
 
▲ gcmstyle(アンメルツP)/ボカロPとしての制作物(CDや著書)の頒布
 
▲ INAMASS(イナマス アヤカ)/タロット占い師DAOの出張占い館
 
▲ MAST(平野北斗)/町工場とのコラボデザインプロダクトの展示
 
▲ 一般社団法人JOTO WARRIORS(坂本諭史、岡本肇、椎野数真、梶山英樹、東条省一、大牧由孟、芳賀慎之介)/江東区 総合型地域スポーツクラブ 城東ウォーリアーズ
 
▲ 川崎祐一郎/「Revenue_Tracker」
 
▲ 学生団体「防災me」(隂山弘暉)/ポイ活×防災!学生団体『防災me』の挑戦
 
▲ 株式会社立体造形工房 諏訪広太朗(諏訪広太朗)/3Dスキャンと3Dプリンター
 
▲ AICU Japan(藤吉香帆、白井暁彦)/AICUマガジンやComfyUIマスターガイドなどのご紹介
 
▲ セツナクリエイション合同会社(藤吉香帆、花束莉花)/セツナクリエイションの事業案内
 
▲ takio koizumi × HAL(小泉 薫央)/takio koizumi × HAL アートコレクション
 
▲ 株式会社BRAIN MAGIC(神成大樹)/株式会社BRAIN MAGIC
 
▲ 小松ゼミ後援会(棚田瑛葵)/小松ゼミ17年間の軌跡
 
▲ 明治安田生命保険相互会社 デザインチーム(竹田昂史、河村、稲葉)/明治安田のデザイナー採用・デザインチームの取り組み情報
 
▲ init IF:【EXCEPT(渡辺香織、井筒海碧、飯塚今日子、佐藤志保)】/init IF:【EXCEPT】
 
▲ YumeKakigori Team/かき氷xビジュアルノベル『Yume Kakigori』
 

この他、福田かおりさん(アシストLab)に『価値観発見するCoylカード』を出展いただきました。皆さん、素敵な展示をありがとうございました!
 

6. 日本発のコンテンツで世界を驚かせる、卒業生2名の講演

駿河台ホールでは、卒業生による講演「Alumni Session」が始まりました。まず登壇されたのは、デジタルハリウッドU.S.A校の修了生で、株式会社S-SIZE代表取締役の米田理恵さんです。『進撃の巨人 -the Musical-』ニューヨーク公演を成功させるなど、ミュージカルや演劇、映画、ドラマのプロデュース・制作業務を中心に多角的に事業を展開されています。

本講演では、日本のアニメ・漫画原作の舞台「2.5次元ミュージカル」のビジネスと制作過程を具体例を交え解説されるとともに、日本発コンテンツが世界で確固たる地位を築くための戦略についてお話しいただきました。

▲米田理恵さん/株式会社S-SIZE 代表取締役
 

「『進撃の巨人 -the Musical-』ニューヨーク公演は、初めての試みで困難も多く、どう頑張っても大赤字でしたが、それでも行った意味がありました。

全公演は満席で、海外メディアからの反響や問い合わせも殺到。全世界からファンが集まっていることがわかりました。わざわざ日本に来る方は少なく、日本のコンテンツを世界に展開するには、必ず海外でやらなければならないと強く感じました。そのために大事なことは、多くの方々の話を聞き、スピード感とともに瞬時に判断することです。

演劇界に入って数十年。今やるべきことは、若いプロデューサーやディレクターを世界で戦わせるため、私たちが旗を掲げて道を創ることです。日本のクリエイターは世界で戦えます。ぜひ皆さんも思い込みをなくして、世界を目指して頑張ってください!」

このように、来場者へのエールの言葉を贈ってくださいました。

続いて登壇されたのは、デジタルハリウッド大学卒業生・CGアーティストの金森慧さんです。卒業後は海外での活動を目指しながら、Rock In Japan Fes のタイトル映像を担当するなど、国内でフリーのCG映像作家として活躍されています。

金森さんの卒業制作『Origami』は、第51回学生アカデミー賞で日本初の受賞を果たし、第97回アカデミー賞のショートリストにも選出されました。

まるで大地から生命が息吹くように、正方形の紙がさまざまな折紙の生き物に折られていく様子を描くフルCGアニメーション『Origami』。作品に込めた想いや、技術的に困難とされてきた折り紙アニメーションの制作の裏側、学生アカデミー賞受賞の体験などについて語っていただきました。

▲Origami | OSCARS® Shortlisted Short Film by Kei Kanamori

金森さんは今回の作品でこだわったポイントについて、次のように話します。

「小さい頃から折り紙が好きで、ずっと遊んでいました。折り紙の面白いところは、“折る”という変形だけで形をつくっていくことです。破壊的な工程がないので、また元の正方形に戻せるんですよね。

それは「土から生まれて土に帰る」というような“生命”に通じる部分があるのではないかと考えました。ただ折り紙の動きを再現するのではなく、“生き物の躍動感”を再現することに徹底してこだわりました」

本作に登場する折り紙のカエルはまるで生きているかのように飛び跳ねます。それをCGで表現する方法を具体的に教えてくださいました。「折る時は3本以上の線を入れて厚みを出す」「折り紙が広がる動作を作ってから逆再生する」といったノウハウは、 CGを学ぶ在校生にとって大きなヒントとなったのではないでしょうか。

その後、学生アカデミー賞の受賞を知った瞬間のことや、授賞式でお会いした著名人の方々についてなど、貴重なお話をたくさんの写真とともに紹介いただきました。

「欲しいものは『欲しい』と口に出し、行動してきたことが良かったのだと思います。僕が学生アカデミー賞を受賞できたのは、別に作品の出来ではなく、“応募したから”に他なりません。テレビの全国ニュースで紹介されたのも、実はいろんな方に相談して自分からメディアにアプローチしていました。行動が何より大事ではないでしょうか。

今回、僕が受賞したのは『銀賞』です。今後デジタルハリウッドから『金賞』の受賞者が出たら嬉しいので、皆さんも頑張ってください!」

最後には、このように応援のメッセージをいただきました。金森さん、米田さん、ワクワクする挑戦のお話を本当にありがとうございました!

7. LabProto体験とキャンパスツアーも大好評

一方、校内のファブ工房では毎年恒例の「LabProto体験」を実施していました。

普段なかなか触れないレーザーカッターや3Dプリンタなどのデジタルファブリケーション機器を体験できる機会です。修了生でありデジタルハリウッド大学教授の星野裕之さんにレクチャーいただきながら作品制作を楽しみました。

作品づくりに熱中されている卒業生の姿が印象的でした!デジタルでデザインしたものが実際に手で触れるプロダクトになる楽しさを肌で感じられたのではないでしょうか。

こちらも毎年恒例、在校生によるキャンパスツアーです。現役大学生の「キャンパスPRプロジェクト」チームが、キャンパス中を卒業生にご案内。

近年リニューアルしたラウンジ、キャリアセンター、カフェテリアなどのこだわりの空間をはじめ、制作環境や設備を在校生の目線から教えてくださいました。施設見学を通じて、デジタルハリウッドの変化を楽しむことはもちろん、在校生とのコミュニケーションも楽しめる人気の企画です。

8. 女性同士、DHU1期生同士の分科会も同時開催

それぞれが自由にホームカミングデーを楽しむ中、キャリアセンターでは『Meetup Space』と題し、卒業生が円をつくって分科会を行っていました。

「女性経営者同士でお話ししたい」とリクエストをいただいたことを発端に、校友会が女性の卒業生にお声がけして実現した『Women’s Meetup』。デジタルハリウッド出身の女性陣に加えて、皆さんとの関わりが深い杉山学長も参加されていました。

またデジタルハリウッド大学の1期生が集まったミニ同窓会も開催。卒業生の輪の中に教員や事務局の方々も参加し、こちらも大いに盛り上がりました!

9. 世代や校舎を越えてつながる懇親会

17時30分。ここからは料理やお酒を交えた懇親会となります。

今回の司会は、修了生でありデジタルハリウッドの講師でもある栗谷幸助先生です。全国のSTUDIOやオンラインスクールを含む、ほとんどのデジタルハリウッド卒業生・在校生にとって親しみのある先生ではないでしょうか。

栗谷先生の声がけのもと会場は一つとなり、懇親会がスタート。デジタルハリウッド校友会の根鈴会長、そして杉山学長によるお話があり、全員で乾杯を行いました。

10. AIで声を再現。杉山知之学長のメッセージ

以下、スクリーンに投影された杉山学長のメッセージ全文です。

本日は、年に一度のホームカミングデーにこれだけ多くの卒業生が
集まってくださり、本当に嬉しく思います。
デジタルハリウッドという名前の通り、みなさんはまさにデジタルを武器に
世界中で活躍している新しいワークスタイルの主役たちです。
再びこの場に集い、顔を合わせ、思い出を語り合い、
新たなつながりが生まれるーーこれ以上に力強い瞬間はありません。

いま、世界はかつてないほどの転換点に立っています。
生成AIの登場は、クリエイティブの現場を根本から揺るがし、
同時にまったく新しい表現の扉を開きました。
これからのデジタルクリエイターには、技術を使いこなすスキルだけでなく、
「人間にしかできない問いを立てる」力が求められます。
まさにみなさんこそが、このAI時代の先駆者であり、
未来をデザインする存在なのです。

一方で、世界各地では未だ戦火が絶えません。
平和を願うことすら贅沢に思えるほど、
痛ましいニュースが日々飛び込んできます。
しかし、だからこそ、私たちクリエイターが持つ「想像する力」と
「つなげる力」が重要なのです。
平和とは、現実を変えるアイデアと、誰かと手を取り合う勇気から始まります。

今年、デジタルハリウッドはベネッセグループの一員として
新たなステージに立ちました。
教育の未来を見据え、より広い社会との接点を持ちながら、
これからの「人間 with 人工知能」の社会を創っていこうとしています。
そしてその中心には常にみなさんーー卒業生のネットワークと団結があります。
今日のこのひとときが、再会の喜びにとどまらず、
新たなコラボレーションの種となることを願っています。
時代がどれだけ変わってもデジタルハリウッドのスピリットは
「創ることで未来を変える」こと。
そして、それを、仲間とともに楽しむことです。これからも、みなさん一人一人の活躍が、
世界を少しずつでも明るく照らしていくと信じています。
本日はどうぞ、最後まで思いきり楽しんでいってください!

11.『デジー』生みの親から挨拶&ライトニングトーク

乾杯の後は、卒業生がステージに登壇。まずは、今回から生まれたキャラクター『デジー』の制作者・Daiki Miyamaさんです。

「この作品は『友情』をテーマに制作しました。今日は3Dプリンタで出力したものを持ってきました!口のパーツを持ってくるのを忘れてしまったんですが…」

と、可愛らしいデジーのフィギュアとともにコメントいただきました。

デジタルハリウッド大学大学院の修了生で教員の茂出木謙太郎先生もステージに登場。実はデジーのネーミング募集に応募いただいた“名付け親”なのです。

「10個ほど提案して、デジーが採用されました。基本的にはChatGPTが考えたのですが、キャラクターに合った分かりやすい名前になったと思います」

デジタルハリウッドらしくAIを活用しながら、シンプルで覚えやすい名前を考案いただきました。Miyamaさん、茂出木先生、ありがとうございました!

続いて、歓談の時間を挟んで始まったのは、来場者による「ライトニングトーク」です。さまざまなフィールドで挑戦する方々のプレゼンテーションをお聞きしました。

▲北沢直樹さん/イラストレーター、キャラクターデザイナー
 
▲池谷和浩さん/デジタルハリウッド株式会社 執行役員(大学事業部長)、小説家
 
▲川崎祐一郎さん/Revenue_Tracker
 
▲藤吉香帆さん、花束莉花さん/セツナクリエイション合同会社
 
▲白井暁彦さん、藤吉香帆さん/AICU Japan
 
▲ 野口雄大さん/映像作家(NHK連続テレビ小説『あんぱん』監督)
 
▲ デジタルハリウッド大学 キャンパスPRプロジェクト
 

ここからは大盛況であった交流会の様子を写真でお伝えします。

最後に、卒業生・在校生のスタッフがイベント中に編集した、その日の写真や全参加者の名前が織り込まれたエンディングムービーを鑑賞し、1日の思い出を振り返りながらホームカミングデーは閉会しました。

12. 満足度94%!参加者アンケートより

参加者アンケートでは、94%の方が「大変満足」「満足」とお答えいただき、多くの皆様にお楽しみいただけたことを校友会一同嬉しく受け止めております。

さらに「新しい知り合い・人脈が増えた」「コラボレーションに繋がった、繋がりそう」「仕事に繋がった、繋がりそう」と答えてくださった方が34%で、前回の29%を上回りました。

「一緒に何かコラボ出来たら最高ですね、と色々とお話して盛り上がりました」
「出展初めてだったのですが、すごく楽しかったです!!色々な方との縁もつながりました」
「懇親会での『たくさん名刺交換した人が優勝』などのイベントのおかげで、知らない人に話しかけるという行動を後押ししてくださり、とてもありがたかったです!」
「とても楽しく、満足度200%!出会った卒業生の方の行動力に刺激を受けました」
「工夫があり、スタッフの熱意も素晴らしかったです。共通点がある人たちとの交流会は特に良くて、知らない方たちと知り合えました」
「この雰囲気は今年初体験でしたが、素晴らしく楽しく、懐かしく、刺激になり、最高の体験でした。運営の皆様に感謝すると共に、来年もよろしくお願いします!!!」

このような声を多数いただき、ありがとうございます。今回はアンケート回答者に、LabProtoで作成した特製アクリルキーホルダーをプレゼントしました。前回を大きく上回る人数の方に回答いただいて感謝しております。

皆様にとって“再会”そして“始まり”の機会となることを願い、さらなる工夫を盛り込みながら来年のホームカミングデーに向けて準備を進めてまいります。

▲アンケートに回答いただいた方には、来年の日程が彫刻されたアクリルキーホルダーをプレゼント
 

13. 次回は2026年6月27日(土)にお会いしましょう!

ホームカミングデーは来年以降も毎年6月の第4土曜日に開催し、デジタルハリウッド校友会の恒例行事にしていく所存です。次回は2026年6月27日(土)開催予定。詳細が決まり次第WebサイトやSNSなどでご案内しますので、ぜひご予定を空けてお待ちいただければ幸いです。

またホームカミングデーの関西版を2025年9月28日(日)大阪にて開催します!関西ご在住の方はぜひこの機会にご参加ください。こちらも後日詳細をご案内します。

新たな未来をつくる仲間として、これからも共に歩みを進めていければ何よりです。次回もまた多くの皆様にこの場でお会いできることを楽しみにしています!

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