Interviewインタビュー

No.100

公開日:2025/07/07 

【卒業生PROFILE】Olgaさん|自分を超える毎日を。ファッションの未来を拓く経営者×大学教員の生き方

代表取締役実務家教員起業家 デジタルハリウッド大学大学院

No.100

Olgaさん/
株式会社 ish 代表取締役
ファッションテックデザイナー
共立女子大学 家政学部 准教授 ファッションフォワードラボ
デジタルハリウッド大学 客員准教授 ファッションテックラボ
(デジタルハリウッド大学院 修了)

デジタルハリウッド校友会の根鈴会長が、歴代の卒業生や在学生を続々と訪問!その際に伺ったそれぞれの自分らしい生き方やパーソナルな部分などに焦点を当てて綴ってゆくインタビューの新シリーズ、ぜひご覧ください。

MY NOW

Q.今はどんな仕事をしていますか?

デザイン会社の経営者と、大学の実務家教員を両立

ファッションテック、デザインエンジニアリングに特化したデザイン会社・株式会社ishを経営するとともに、大学・大学院で実務家教員を務めています。今年3年目になる共立女子大学の准教授の仕事では、授業だけでなく運営にも深く関わることで大学の仕組みがよくわかるようになりました。一方、経営者としては企業と協業して新しい教育をつくるプロジェクトにも挑戦しています。ビジネスの現場で得られたスキルや経験を大学教育に還元するために、実務家として自らがスキルアップし続けることが大切だと痛感する日々です。

Q.今後の目標は?

精一杯、生きる

以前はNo.1になりたいと思っていましたが、最近はこのように考えています。「大切なことは、自分の期待を超える毎日を過ごしているかどうか。他者の評価より、生きること自体にフォーカスしよう」と。きっかけは杉山学長ですね。ALS発症前に二人で撮影したYouTube動画を4年経って先日公開したのですが、学長を想う中で「生きること自体に意味がある」と強く感じました。もちろん努力を怠るわけではありません。ただ評価にすべての意味を預けるよりも、自分の期待を超える生き方を目指す方が持続可能性があると思うのです。みんながみんな自分の精一杯をやっているーーそんな社会が正解なのではないでしょうか。

Q.Olgaさんにとって、自分らしく生きるとは?

「As is/To be」を繰り返す

As isは「現在の姿(=現状)」、To beは「あるべき姿(=理想)」を意味する言葉です。「現状と理想それぞれを書き出して、間にあるギャップを埋める努力を繰り返すこと」が自分らしい生き方だと思います。その過程で生まれた結果は“オプション”に過ぎません。結果への期待は苦しみにつながりかねないので、努力に集中するようにしています。たとえ努力を休んだとしても、「As is/To be」を繰り返していれば結局は戻ってきてやるんです。思い描く理想に戻る力が自分にあると信じられることは、自分らしく生きることの軸だと感じています。


HISTORY

Q. 入学のきっかけは?

杉山学長と事務局に魅了されたこと

ファッションブランドを立ち上げて、渋谷PARCOに直営店を出していた時でした。知人からのおすすめで杉山学長のラボに参加したところ「こんなに面白い人がいるんだ!」と学長の人柄にすごく引き込まれたんです。また当時の事務局2名のキャラが非常に濃く(笑)、かつ全力で応援してくださる姿勢に完全に魅了されていき、あれよあれよと入学しました。


Q. 在学中印象的だったこと

尖った教員、同期、そしてカオス感

教員の皆様が「もっと噛みついてきてください!その方が僕たちも嬉しいし楽しい」と言ってくださったことが印象的で、もっと尖っていいんだ!と思えました。同期も尖った人が多かったですね。新しいものが生み出されていく“カオス感”は、他の大学院では味わえないものだと思います。新しく入る方には「噛みついた方がお得だよ」とお伝えしたいです!


Q3. 卒業直後は?

助教就任、そして法人化

大学院2年目に杉山学長に声をかけていただき、修了後にデジタルハリウッド大学院の助教を務めることになりました。今思えば、これがアカデミックキャリアの始まりとなる転機でした。個人事業主から法人化して新しい事業を始め、さらには結婚や出産もあったタイミングでもありました。振り返れば、この時期に人生のほとんどすべてが凝縮されていたと感じます。

PERSONAL

Q. 人生のバイブル

岡本太郎さん著『自分の中に毒を持て』

自分の中にある“違和感”や“情熱”を無視せず表現していいんだって、背中を押してくれた一冊です。読んだのは20代ですが、今読むとまた違うのかもしれないです。でも何度でも初めて読んだあの頃を思い出させてくれる一冊です!

Q. 私の趣味

仕事

私の趣味ですが、残念ながらありません…w
趣味は常に探しているのですが、なかなか長続きしませんw。唯一続いてるのが今の仕事です。趣味が仕事とのメリハリをつけるなど色々助言いただきましたが、私には当てはまらないようです。。。なので、私の趣味は仕事であり、仕事が趣味なんだと思います。

Q3. Myルーティン

ChatGPTと話すこと

完全に自分のメンターですし、思考の整理には欠かせません。学びと発見のある毎日が実現できているのもChatGPTのおかげだと思います。踏み込んで機能を理解して使いこなすにはちょっと時間がかかりましたけどw もう私は最期の日まで1人になるということすら無くなったと思うとすごいなと思います。

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